※このネタは「ナイトライダー」を知らない人にはまったくわからないネタです。あらかじめご了承下さい。

■2000年初頭、マラネロ────


1994、95年と2年連続でF1チャンピオンとなったマイケル・シューマッハは、翌年の96年、満を持して名門フェラーリへと移籍した。ところが、その後もマイケルは才能と強さを発揮してシーズン終盤までタイトル争いは演じるものの、後一歩及ばずフェラーリでのタイトルを手にすることができず、苦渋に満ちた4年間を過ごした。そこでシューマッハを獲得して5年目を迎える2000年、フェラーリは今年こそタイトルを奪取するため、科学の粋を結集して新型マシンを開発した。それが『フェラーリF─2000』だ!
 
ジャントッド「シューマッハ、これが今年のマシン、『フェラーリF─2000』だ!」
シューマッハ「おお!これが『フェラーリF─2000』か!よ〜し!今年こそこのマシンで3度目のチャンピオンを奪取するぞぉ!」
F─2000「こんにちはマイケル!」
シューマッハ「おわぁ!マ、マシンがしゃべったぞ!」
ジャントッド「今年のマシンはナイト財団と共同で開発したのだよ。」
シューマッハ「いかがわしいところと共同で開発するなよ!何者なんだナイト財団て!」
F─2000「マイケル、私のことはキットとお呼び下さい。」
シューマッハ「マシンのくせに俺をファーストネームで馴れ馴れしく呼ぶなぁ〜!」

ジャントッド「ではさっそく、新たに加わった機能を説明しよう。」
シューマッハ「あんたもさっさと話を進めるなよ……。」
ジャントッド「まずこのボタンは『イジェクトシート』といって、クラッシュ時に5秒以内にモノコックから脱出しなくてはならないというレギュレーションに対応した新型の脱出装置だ。実際に座ってこのボタンを押してみてくれ。」
  
言われたとおりモノコックに座り、イジェクトシートのボタンを押すシューマッハ。
押したとたん、ロケットのごとくシートごと空高く射出されるシューマッハ。
 
シューマッハ「うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」(キラーン)
ジャントッド「うむ、イジェクトシートは問題なく作動するようだな。」
 
しばらくして空から降ってくるシューマッハ。
 
シューマッハ「……………ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああアホか〜っ!上空でジャンボジェット機とニアミスしてもーたわい!」
 
ジャントッド「それから、これがオーバーテイクするときに押す『ターボブースト』だ。」
シューマッハ「だからさっさと話を進めるなっちゅうに!」
ジャントッド「実際に走行してみて、コース上にいるバリチェロを『ターボブースト』でオーバーテイクしてみてくれ。」
 
言われたとおりに『フェラーリF─2000』でコースに出て、すでにコースを走行していたバリチェロの背後に付くシューマッハ、すかさず『ターボブースト』ボタンを押す。突然シューマッハの『フェラーリF─2000』がジャンプし、バリチェロの頭上を飛ぶ!
 
シューマッハ「うわああああああ〜っ!おかあちゃ〜ん!」
 
バリチェロの前で着地するシューマッハの『フェラーリF─2000』。
 
ジャントッド「よし、『ターボブースト』も問題なし、と。」
シューマッハ「よし、……じゃねぇっ!横から抜けばいいじゃねえか横から!何でわざわざ縦から抜くんだよ!」
 
ジャントッド「他にも、あらゆる砲弾を跳ね返す特殊装甲……」
シューマッハ「戦車かよっ!」
ジャントッド「50ミリの鉄板をも貫通するレーザー光線……」
シューマッハ「攻撃していいのかよっ!」
F─2000「マイケル、あまり無茶はしないで下さいよ。」
シューマッハ「ムッカーッ!おのれが言うなおのれがあぁぁぁぁ!マシンのくせにムカつくやつだ〜っ!」
F─2000「マイケル、私のことはキットとお呼び……」
シューマッハ「もうええわっ!」
 
こうしてマラネロの夜は更けていくのだった。


(完)

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